ソフトバンクからの乗り換えでスマホ料金が飛躍的に安くなる『イオンモバイル』。
ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えは難しいと思われがちですが、実はイメージしているほど難しくはありません。
特にイオンモバイルは申し込み窓口が2種類あり、店舗でも手続きができる安心感があります。
設定がわからなくても店舗のサポートがあるので、乗り換えに不安を感じている人にもおすすめです。
この記事では、ソフトバンクからイオンモバイルへの乗り換え方法を解説します。
ソフトバンクからイオンモバイルへ乗り換えてどれだけお得になるのか、どのようなメリットがあるかも紹介するので必見です。
目次
ソフトバンクからイオンモバイルへ乗り換え・MNPする手順
ソフトバンクからイオンモバイルへ乗り換える手順は、以下の3ステップです。
- ソフトバンクの窓口でMNP予約番号を発行する
- イオンモバイルの申し込みをする
- 端末の設定をする
イオンモバイルの申し込みは公式サイトや取扱店舗で行えます。
ソフトバンクの窓口でMNP予約番号を発行する
イオンモバイルへ乗り換えるには、まずソフトバンク側で『MNP予約番号』を発行しなければいけません。
先にソフトバンクを解約すると、利用中の電話番号をイオンモバイルへ引き継げなくなるので注意してください。
ソフトバンクでは以下の窓口でMNP予約番号を発行できます。
- 電話窓口
- ソフトバンクショップ
- オンライン
窓口別でMNP予約番号の発行手順を解説します。
電話窓口での発行手順
ソフトバンクでは以下の電話窓口に連絡するとMNP予約番号の発行が可能です。従来のサポート窓口とは電話番号が異なるので注意してください。
- ソフトバンクの携帯電話から:*5533
- その他の電話から:0800-100-5533
- 受付時間:9時~20時(年中無休)
電話窓口では契約者本人が連絡しなければMNP予約番号を発行できません。代理人による手続きはできないので気をつけましょう。
電話窓口を利用する場合は口頭でMNP予約番号が伝えられるので、メモの準備をしておいてください。
ソフトバンクショップでの発行手順
ソフトバンクショップでMNP予約番号を発行する場合は、原則的に契約者本人の来店が必要です。
発行手続きをする際は本人確認が行われるので、運転免許証や保険証といった身分証明書を持参しておきましょう。
ショップのスタッフにMNP予約番号を発行したいと伝えれば、その場で手続きをしてくれます。
手続きが終わると、MNP予約番号が記載された控えの用紙を渡されます。イオンモバイルの申し込みが完了するまで、控えの用紙を捨てないようにしてください。
ショップでは代理人の手続きも可能
ソフトバンクショップでは、家族が代理人となってMNP予約番号を発行することもできます。
- 契約者本人が必要事項を記入した委任状
- 代理人の本人確認書類(原本)
- 契約者の本人確認書類(コピー可)
加えて、状況によって下記の書類が必要です。
代理人の契約者との関係 | 必要書類 |
---|---|
家族 | 家族確認書類 (住民票、戸籍謄本など) ※代理人と契約者の本人確認書類記載の住所が同一であれば不要 |
施設関係者 (契約者が障害者養護施設などに入所している場合) | 来店者の在籍確認書類 (職員賞、名刺、施設名が記載の保険証など) |
未成年・成年後見人 | 登記事項証明書または戸籍全部事項証明書 |
保佐人・補助人 | 登記事項証明書 |
代理人がMNP予約番号を発行する場合は必要書類が多いので、契約者本人が来店したほうがスムーズです。
オンラインでの発行手順
ソフトバンクでは契約者用のWebページ『My SoftBank』でMNP予約番号の発行が可能です。
My SoftBankではいつでもMNP予約番号の発行を申し込めます。My SoftBankでMNP予約番号を発行する手順は以下の通りです。
- My SoftBankへログイン
- 『設定・申込』を選択
- 『契約者情報の変更』を選択
- 『番号ポータビリティ予約関連手続き』を選択
- 『番号ポータビリティ予約』を選択
Webで上記の手続きをすると、SMSでMNP予約番号が伝えられます。
なお、My SoftBankでは24時間いつでもMNP予約番号の発行を申し込めますが、20時以降の受付分では翌朝9時以降の発行となるので注意してください。
イオンモバイルの申し込みをする
ソフトバンクの窓口でMNP予約番号を取得できれば、イオンモバイルの申し込みへ進みましょう。イオンモバイルの申し込みは以下の窓口で行えます。
- イオンモバイルの公式サイト
- イオンモバイルの取扱店舗
窓口別に申し込み手順を解説します。
公式サイトでの申し込み手順
イオンモバイルの公式サイトを使うと、オンライン上で申し込みを完了できます。公式サイトでイオンモバイルを申し込む手順は以下の通りです。
- 『新規お申込み』を選択
- 『SIMカードのみをWEBで申込む』と『端末のみor端末+SIMセットをWEBで申込む』の中から状況にあった項目を選択
- 画面に表示されるプライバシーポリシーを確認
- 料金プランとSIMタイプ、オプションなどを選択
- 3~7日ほどでSIMカードや端末などの商品が到着
公式サイトで申し込みをする場合、本人確認書類の画像をアップロードします。あらかじめ本人確認書類の画像を準備しておくといいでしょう。
SIMカードのみの申し込みでは、商品到着後に利用開始手続きをした時点で契約事業者の変更が完了します。
利用開始手続きの手順は後ほど『利用開始手続きの流れ』の項目で解説します。
店舗での申し込み手順
イオンモバイルは店舗での申し込みも受付中です。イオンモバイルは全国200ヵ所以上に取扱店舗を展開していて、地方在住の人も最寄りのお店を利用できる可能性があります。
取扱店舗で申し込む方法は難しくなく、専用用紙に希望する商品や料金プラン、オプションなどの必要事項を記入するだけです。
店舗でイオンモバイルの申し込みをする場合、後ほど『必要な本人確認書類』の項目で解説する身分証明書が必要なので持参しておきましょう。
事前に公式サイトの『店舗受付シート』を使って申し込みたいプランやオプションを店舗側へ伝達しておくと、スムーズに手続きができますよ。
申し込みで必要な本人確認書類
イオンモバイルの申し込みをするには、以下どれかの本人確認書類が必須です。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 日本国パスポート
- 住民基本台帳カード(顔写真付き)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 健康保険証+補助書類
健康保険証を使う場合は、補助書類として以下のどれかも必要です。
- 公共料金領収書
- 住民票
- 戸籍謄本
補助書類は発行から3ヵ月以内のものでなければ有効にならないので注意してください。
利用開始の手続き・端末側の設定を行う
イオンモバイルの申し込みをしてSIMカードや端末を受け取った後は、状況に応じて以下の手続きを行います。
- 利用開始手続き
- 端末の設定
状況ごとに行う必要のある手続きは以下の通りです。
利用する窓口 | 申し込み内容 | 必要な手続き |
---|---|---|
公式サイト | SIMカードと端末 | 端末の設定 |
SIMカードのみ | 利用開始手続き端末の設定 | |
店舗 | SIMカードと端末 | 端末の設定 |
SIMカードのみ | 端末の設定 |
端末の設定方法は、iPhoneとAndroidのどちらを使うかで違います。
利用開始手続きの手順
公式サイトでSIMカードだけ申し込んだ場合、商品到着後にオンラインで利用開始手続きを行います。
利用開始手続きをするときはイオンモバイルのマイページへアクセスするので、インターネット接続環境が必須です。
イオンモバイルのマイページにアクセスできれば、以下の通りに手続きを行えばOKです。
- ログイン画面でお客様IDとパスワードを入力してログイン
- お申込み回線の一覧画面でイオンモバイルへ乗り換えるSIMカードを選んだうえ『開通する』を選択
- 『対象の回線を開通しますか?』のメッセージ画面で『OK』を選択
以上の手続きを行うと、契約する携帯会社がドコモからイオンモバイルへ変更されます。
なお、利用開始手続きができる時間帯は9時~19時なので気をつけてください。
iPhoneでの設定手順
イオンモバイルへの申し込みが完了すると、端末にSIMカードを入れると電話は利用できるようになります。
しかし、インターネット通信を使うためには端末へのAPN構成プロファイルのインストールが必要です。
APN構成プロファイルは、iPhoneをWi-Fiに接続したうえでダウンロードします。
イオンモバイルが提供するAPN構成プロファイルは、公式サイトでダウンロード可能です。ダウンロードするプロファイルデータは、iOSのバージョンごとに違うので注意してください。
iOSのバージョン | ダウンロード先URL | |
---|---|---|
iOS7以降 | タイプ1 | ダウンロード |
タイプ2 | ダウンロード | |
iOS6以前 | タイプ1 | ダウンロード |
タイプ2 | ダウンロード |
iPhoneに搭載されているiOSバージョンにあわせてダウンロードURLにアクセスし、以下の手順で設定するとAPN構成プロファイルのインストールは完了です。
- 表示されるメッセージ画面で『許可』を選択
- 『閉じる』を選択
- 設定アプリを立ち上げる
- メニュー一覧に表示される『プロファイルがダウンロードされました』を選択
- 画面右上の『インストール』を選択
- iPhoneに設定しているパスコードを入力
- 『インストール』を選択
- 画面右上の『完了』を選択
Android端末での設定手順
Androidを利用する場合は、端末にSIMカードを入れてからAPNプロファイルの設定を行う必要があります。Androidでは以下の手順でAPN構成プロファイルの設定が可能です。
- 設定画面を開く
- 『ネットワークとインターネット』を選択
- 『モバイルネットワーク』を選択
- 『アクセスポイント名』を選択
上記の手順を行うと、画面にあらかじめ登録されているAPN設定の一覧が表示されます。一覧にイオンモバイルの項目があれば、それを選択すると設定は完了です。
イオンモバイルのサービスにはタイプ1とタイプ2があり、両方が一覧に表示された場合はどちらかを選択しなければいけません。
タイプ1とタイプ2はイオンモバイルを契約するときに選択するので、加入したプラン通りの項目をタップしましょう。
一覧でイオンモバイルの項目が表示されないのであれば、画面右上にある『+』をタップして、アクセスポイント編集画面へ進みます。
編集画面で以下の通りに入力し、画面右上にある『︙』をタップして『保存』をタップすれば完了です。
項目 | タイプ1契約時に入力する内容 | タイプ2契約時に入力する内容 |
---|---|---|
APN | i-aeonmobile.com | n-aeonmobile.com |
ユーザー名 | user | user@n-aeonmobile.com |
パスワード | 0000 | 0000 |
認証タイプ | PAPまたはCHAP | PAPまたはCHAP |
一番上に表示される『名前』の項目では、わかりやすくするために『イオンモバイル』や『イオン』などにしておくといいでしょう。
ソフトバンクからイオンモバイルの乗り換えるメリット|料金の比較は圧倒的!
ソフトバンクからイオンモバイルへの乗り換えには、以下8つものメリットがあります。
- 料金がソフトバンクよりお得
- 自分にあったプランを選びやすい
- iPhoneが販売されている
- お店がサポートしてくれる
- 解約するときに費用がかからない
- データ量節約機能がある
- 電話オプションが充実
- 持ち込み端末への保証がある
ソフトバンクと比較するとイオンモバイルの料金は圧倒的と言えるほど安く、プランが多彩で自分にあったサービスを選びやすいところが魅力です。
その他のサービス面もよく、店舗があるので大手キャリアと同様の安心感があります。
さらにオリコンとMMD研究所から2020年度お客様満足度No.1を獲得した実績があり、信頼性も高いです。
より詳しくソフトバンクからイオンモバイルに乗り換えるメリットを解説します。
料金がソフトバンクよりお得
イオンモバイルへ乗り換える大きなメリットは、スマホの利用料が大幅に安くなる点です。
イオンモバイルのプランを抜粋して、現在のソフトバンクが展開している主要プランと料金を比較してみます。
イオンモバイル | ソフトバンク | ||
---|---|---|---|
1GB | 858円/月 | ミニフィットプラン+(1GB) | 3,278円/月 |
2GB | 968円/月 | ミニフィットプラン+(2GB) | 4,378円/月 |
3GB | 1,078円/月 | ミニフィットプラン+(3GB) | 5,478円/月 |
20GB | 2,178円/月 | スマホデビュープラン(1GB)※1 | 2,178円/月 |
30GB | 4,158円/月 | スマホデビュープラン(2GB)※1 | 2,728円/月 |
40GB | 5,258円/月 | LINEMO(20GB) | 2,728円/月 |
50GB | 6,358円/月 | メリハリ無制限 | 7,238円/月 |
※値段は全て税込です。
※1:ガラケーからスマホへの買い替え、5~15歳の新規契約が対象のプランです。
ソフトバンクは料金が安めのプランを展開するようになりましたが、イオンモバイルと比較すると高い印象を受けます。
イオンモバイルは料金の安さが圧倒的で、データ容量が最小限のプランをミニフィットプラン+と比較すると月額2,420円(税込)もお得です。
年間で算出すると、29,040円(税込)もお得で、少しでもスマホの料金を安くしたい人は検討してみてください。
ソフトバンクのはじめてスマホを使う人向けプランと比較しても、イオンモバイルの1~3GBプランはお得です。
イオンモバイルは20GBプランの料金までソフトバンクの最安値プランおり安く、LINEMOと比べても安いところは驚きを感じます。
今のスマホ料金が高いと感じているのなら、イオンモバイルへの乗り換えは検討してみたい選択肢と言えるでしょう。
イオンモバイルは一週間無料お試しサービスもある
「事前にイオンモバイルの使い心地を知っておきたい!」という方に向けて、イオンモバイルでは無料貸し出しサービスも行っています。
- イオンモバイル無料貸し出しサービス:一週間無料でイオンモバイルのSIMカードやスマホを利用できる
対象年齢 | 18歳以上 |
---|---|
貸出できるSIMカード | データ通信専用SIMカード ・ タイプ1(NTTドコモ回線) ・ タイプ1(au回線) ・ タイプ2(NTTドコモ回線) |
貸出できるスマートフォン | イオンモバイル指定のスマートフォン ※店舗により機種が異なる(機種・色の指定不可) |
取り扱い店舗 | 全国のイオンモバイル取り扱い店舗 ※即日利用できる店舗のみ |
必要なもの | ・本人確認書類 ・クレジットカード(利用可能額が残っていないと申し込み不可) |
本人確認書類とクレジットカードが用意できれば、対象店舗で手続きしてその日からお試しすることが可能です。
事前に通信速度や使い心地を無料で試せるサービスは中々ない嬉しいサービスですね。
ただし注意事項として、契約の際にクレジットカードの利用可能額から下記の金額がイオンモバイルに預けられます。
- スマホ本体+SIMカードの利用:税込33,000円
- SIMカードのみの利用:税込3,300円
この処理は不正利用防止のためであって、お試し期間終了後に端末やSIMカードを返却すれば後日利用可能額は戻ってきます。
「無料って言ってたのにお金取るの!?」と驚いたかもしれませんが、普通に利用すれば一切お金はかからないので安心してくださいね。
上記の金額以上の利用可能額が残っているクレジットカードがないと、無料お試しサービスは申し込みできないので注意してください。
自分にあったプランを選びやすい
イオンモバイルは料金プランのバリエーションが多彩で、自分にあったサービスを選びやすいです。
イオンモバイルのプランは以下の3通りあり、音声通話機能の有無を選択できます。
プラン | サービス内容 |
---|---|
音声プラン | 音声通話・SMS・インターネット通信が利用可能 |
シェア音声プラン | 音声通話・SMS・インターネット通信が利用でき、データ容量は家族とシェアできる |
データプラン | インターネット通信だけ利用できる |
よく通話をするのであれば、音声通話プランがおすすめです。LINEやSkypeなどのアプリでばかりで通話を利用しているのであれば、データプランを選ぶと基本料金が安くなります。
家族でイオンモバイルを利用しようと思っているなら、シェア音声プランも検討してみるといいでしょう。シェア音声プランでは家族でデータ容量の共有が可能で、個別に音声プランやデータプランを利用するよりもお得です。
イオンモバイルでは毎月利用するデータ容量の選択肢が最大17通りあり、自分の利用量に見あったプランを選びやすいメリットもあります。
容量 | 音声プラン | シェア音声プラン | データプラン |
---|---|---|---|
0.5GB | 803円/月 | – | – |
1GB | 858円/月 | – | 528円/月 |
2GB | 968円/月 | – | 748円/月 |
3GB | 1,078円/月 | – | 858円/月 |
4GB | 1,188円/月 | 1,738円/月 | 968円/月 |
5GB | 1,298円/月 | 1,848円/月 | 1,078円/月 |
6GB | 1,408円/月 | 1,958円/月 | 1,188円/月 |
7GB | 1,518円/月 | 2,068円/月 | 1,298円/月 |
8GB | 1,628円/月 | 2,178円/月 | 1,408円/月 |
9GB | 1,738円/月 | 2,288円/月 | 1,518円/月 |
10GB | 1,848円/月 | 2,398円/月 | 1,628円/月 |
12GB | 1,958円/月 | 2,508円/月 | 1,738円/月 |
14GB | 2,068円/月 | 2,618円/月 | 1,848円/月 |
20GB | 2,178円/月 | 2,728円/月 | 1,958円/月 |
30GB | 4,158円/月 | 4,708円/月 | 3,938円/月 |
40GB | 5,258円/月 | 5,808円/月 | 5,038円/月 |
50GB | 6,358円/月 | 6,908円/月 | 6,138円/月 |
※値段は全て税込です。
60歳以上の人向けに『やさしいプラン』も展開しています。
やさしいプラン | |||
---|---|---|---|
容量 | 音声プラン | シェア音声プラン | データプラン |
0.2GB | 748円/月 | – | – |
3GB | 858円/月 | – | 638円/月 |
6GB | 1,188円/月 | 1,738円/月 | 968円/月 |
8GB | 1,408円/月 | 1,958円/月 | 1,188円/月 |
※値段は全て税込です。
やさしいプランは最大通信速度を200Kbpsに抑える代わりに、他のプランよりも料金が安く設定されています。
電話やメール、LINEでのやり取りができるほどの速度は出るので、動画を見ない人にはピッタリです。
イオンモバイルはプランが多彩で、あらゆる人が使いやすい格安SIMと言えるでしょう。
iPhoneが販売されている
販売端末がAndroidのみの格安SIMが多い中、イオンモバイルでは以下2機種のiPhoneを購入できます。
- iPhone XS
- iPhone8
最新のiPhoneは販売していませんが、スペックへの強いこだわりがない人なら申し分ない使い心地です。
iPhoneの購入や買い替えを考えているのであれば、イオンモバイルは魅力的な乗り換え先と言えます。
お店がサポートしてくれる
2021年6月の時点で、イオンモバイルは全国200ヵ所以上に取扱店舗を展開中です。
店舗では契約の申し込みはもちろん、利用開始後のサポートも受け付けています。お店では端末の設定やLINEアカウントの引き継ぎがわからないときに方法を教えてくれるので、安心して申し込めます。
店舗のある格安SIMは少ないので、サポート面にこだわりたい人はイオンモバイルを検討してみるといいでしょう。もちろん電話やオンライン窓口でのサポートも受けられますよ。
解約するときに費用がかからない
イオンモバイルのプランはどれも契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金が発生しません。
イオンモバイルから他の携帯会社へ乗り換える際にMNP手数料が発生することもなく、解約のハードルは低く良心的と言えます。
データ量節約機能がある
イオンモバイルでは専用アプリ『速度切り替え』を活用すると、データ使用量を節約できます。
速度切り替えは名前の通り、高速通信のオン・オフ切り替えを可能にするアプリです。
高速通信をオフにすると最大通信速度は200Kbpsになり、その間はどれだけインターネットを使ってもデータ消費量はカウントされません。
200Kbpsの速度ではメールやLINEメッセージが利用できるので、あまりインターネットを使わない場面で使うとデータ容量の節約につながります。
電話オプションが充実
イオンモバイルは電話オプションが豊富で、音声通話を利用する人にとってもお得度は高いです。
イオンモバイルは下記の電話オプションを用意しています。
オプション名 | 料金 | サービス内容 |
---|---|---|
イオンでんわ5分かけ放題 | 550円/月 | 5分以内の国内通話がかけ放題 |
イオンでんわ10分かけ放題 | 935円/月 | 10分以内の国内通話がかけ放題 |
イオンでんわフルかけ放題 | 1,650円/月 | 24時間いつでも国内通話がかけ放題 |
やさしい10分かけ放題※60歳以上限定 | 935円/月 | ・10分以内の国内通話がかけ放題 ・イオンスマホ電話サポートが付帯 |
050かけ放題 | 1,078円/月 | 国内通話がかけ放題。 |
※値段は全て税込です。
5分や10分の通話かけ放題を用意している格安SIMはよく見かけますが、時間無制限のかけ放題を提供している事業者は多くありません。
電話を使う頻度が高いのであれば、イオンモバイルはお得なサービスと言えます、
持ち込み端末への保証がある
イオンモバイルは持ち込み端末への保証『持ちこみ保証』を用意しています。
『持ちこみ保証』は名前の通り、イオンモバイルを申し込む際に持ち込んだ端末に保証を適用するサービスです。
これに加入しておくと、以下3つの故障が発生したときに修理や交換費用が安くなります。
- 自然故障
- 水濡れ
- 破損
持ちこみ保証に加入して場合の修理・交換費用はこの通りです。
端末 | 修理 | 交換 |
---|---|---|
iPhone | 0円 | 13,200円 |
Android・Windows | 0円 | 1回目:4,400円 2回目:8,800円 |
※値段は全て税込です。
修理が可能なら費用はかかりません。交換が必要だと費用こそ生じますが、新しい端末を買うより負担は少ないです。
修理期間中は無料で貸出機を利用できるので、故障に備えたいなら加入しておきたいところです。
ソフトバンクからイオンモバイルへ乗り換える際の注意点・デメリット
ソフトバンクからイオンモバイルへの乗り換えを検討する際は、あらかじめ以下7点をチェックしておきましょう。
- ソフトバンク端末を使うにはSIMロック解除が必要
- 持ち込む端末がイオンモバイルで動作しない可能性がある
- 公式サイトで端末も申し込む場合はスマホが使えない期間ができる
- Webでの申し込みではMNP予約番号の有効期限が10日なければいけない
- ソフトバンクのメールアドレスは使えなくなる
- ソフトバンク側で解約費用が発生する可能性がある
- クレジットカード払いしか対応していない
ソフトバンクで購入したスマホをイオンモバイルで利用しようと考えている人は、特に注意が必要です。
ソフトバンク端末を使うにはSIMロック解除が必要
ソフトバンクから購入した端末をイオンモバイルで使うには、SIMロックを解除しなければいけません。イオンモバイルで利用できる回線はドコモとauだからです。
SIMロックを解除するには、以下どれかの条件を満たしている必要があります。
- 端末代を分割支払いの場合は購入後101日以上が経過している
- 端末代金の分割支払いを精算済み
- 一括購入で端末代金を精算済み
またソフトバンクで購入した端末が2015年5月以降に販売されたもの、なおかつ対象機種でなければいけません。
ソフトバンクで購入した端末がSIMロック解除対応機種なのかは、公式サイトで確認できます。
ソフトバンク端末のSIMロック解除は、以下の窓口で行えます。
- ソフトバンクショップ
- My SoftBank
ソフトバンクショップで手続きを行うと、3,300円(税込)の手数料がかかります。My SoftBankで手続きを行うと、手数料は発生しません。
SIMロック解除が面倒であれば、ソフトバンク回線を採用している格安SIMを検討してみましょう。
ソフトバンク回線を利用できる格安SIMであれば、SIMロック解除をしなくてもソフトバンクで購入した端末を利用できます。
- mineo(Sプラン)
- nuroモバイル
- HISモバイル
- QTmobile(Sタイプ)
持ち込む端末がイオンモバイルで動作しない可能性がある
ソフトバンクで購入した端末やSIMフリースマホを持ち込む場合、イオンモバイルでの動作が確認されているか調べる必要があります。
イオンモバイルでの動作が確認されていない端末があるからです。
持ち込む端末がイオンモバイルでの動作が確認されている機種なのかは、公式サイトで調べられます。
公式サイトで端末も申し込む場合はスマホが使えない期間ができる
公式サイトで端末もあわせて申し込む場合、商品の到着まで電話とインターネットが使えなくなります。
公式サイトでの申し込みで端末を購入すると、申し込みの時点で契約事業者の変更が完了するためです。
イオンモバイルでは申し込みから商品の到着まで3~7日間かかるので、販売端末の購入を検討している人は注意してください
電話やインターネットが使えない期間ができると困るのであれば、取扱店舗で申し込むといいでしょう。取扱店舗で申し込めば、当日に商品を受け取れますよ。
Webでの申し込みではMNP予約番号の有効期限が10日なければいけない
ソフトバンクから発行されるMNP予約番号には、15日間の有効期限があります。有効期限である15日間が経過すると、MNP予約番号は失効となりイオンモバイルへの申し込みで使えなくなります。
MNP予約番号を発行して15日以内には、イオンモバイルへの乗り換えを完了しなければいけないわけです。
かといって、MNP予約番号の有効期限ギリギリにイオンモバイルを申し込めば大丈夫というわけではありません。
公式サイトからイオンモバイルを申し込むのであれば、MNP予約番号の有効期限が残り10日以上であるのが望ましいです。
有効期限が残り10日以下の場合、申し込みから開通手続き完了の間にMNP予約番号を失効する可能性があるからです。
MNP予約番号を発行したら、早めにイオンモバイルの申し込みに進みましょう。
ソフトバンクのメールアドレスは使えなくなる
イオンモバイルへ乗り換えると、ソフトバンクから発行されていたメールアドレスはなくなります。
ソフトバンクのアドレスを用いてメールをする頻度が高いのであれば、代わりになるアドレスを準備しなければいけません。
代わりのアドレスとしておすすめなのは、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールです。
フリーメールのアドレスを代わりとして使えば、もし今後また携帯会社を乗り換えることがあってもアドレスが変わらず安心できますよ。
ソフトバンク側で解約費用が発生する可能性がある
イオンモバイルへの乗り換えを検討する際は、ソフトバンク側で以下2つの費用が発生しないかチェックしておきましょう。
- 契約解除料金
- 端末代の残債
どういった状況で解約費用が生じるのか解説します。
契約解除料金
2022年2月から、契約更新月以外に解約しても違約金は発生しなくなりました。
いつソフトバンクから乗り換えても、無料で解約することができますよ!
イオンモバイルへ乗り換える場合、ソフトバンク側で契約プランに応じて契約解除料金が発生する可能性があります。
ソフトバンクの契約プラン別に違約金の値段を表にまとめました。
プラン | 契約期間 | 違約金 |
---|---|---|
基本プラン | なし | 0円 |
通話基本プラン スマ放題 スマ放題ライト | 2年契約 | 1~23ヶ月目:10,450円 24~26ヶ月目:0円 27ヶ月目以降:10,450円※1 |
2年契約フリープラン | 1~23ヶ月目:10,450円 24ヶ月目以降:0円 | |
なし | 0円 | |
ホワイトプラン | 2年契約 | 1~23ヶ月目:10,450円 24~26ヶ月目:0円 27ヶ月目以降:10,450円※1 |
標準プラン | なし | 1ヶ月目:10,450円 2ヶ月目:7,975円 3ヶ月目:5,500円 4ヶ月目以降:0円 |
スマート一括 | 2年契約 | 1~3ヶ月目:26,950円 4~23ヶ月目:10,450円 24~26ヶ月目:0円 27ヶ月目以降:10,450円 |
※値段は全て税込です。
※1:27ヶ月目以降は契約更新期間での解約は違約金0円です。契約更新期間は2年に1度あります。
2021年6月の時点でソフトバンクが主要プランとしている『メリハリ無制限』や『ミニフィットプラン+』には契約期間の縛りがなく、いつ解約しても契約解除料金は発生しません。
それ以前のプランを利用している場合、契約内容で違約金の発生有無が異なります。旧プランでは2年契約にしたほうが料金が安くなる場合がほとんどのため、解約すると違約金が発生する可能性が高いです。
とはいえ、先ほど『料金がソフトバンクよりお得』の項目で解説した通り、イオンモバイルはソフトバンクと比べると利用料がかなりお得となっています。
違約金が発生するとしても、イオンモバイルへ乗り換えると負担を相殺できるほど料金がお得です。
契約内容や違約金の発生有無、更新期間のタイミングはソフトバンクのショップや電話窓口、My SoftBankで確認できます。
端末代の残債
ソフトバンクでは購入する端末代を以下の方法で支払えます。
- 一括
- 24回払い
- 48回払い
端末代を分割で支払っているのであれば、残債がないかチェックしておきましょう。端末代の分割支払い中にイオンモバイルへ乗り換えると、その後も引き続き支払いが続きます。
ソフトバンクでは端末代の残債を一括で精算することも可能です。
MNP手数料は0円になった
以前であればソフトバンクから他社へ乗り換えると、MNP転出手数料として3,300円(税込)の負担が必要でした。
しかし、ソフトバンクは2021年3月17日からMNP転出手数料を廃ししています。
クレジットカード払いしか対応していない
イオンモバイルで利用できる料金支払い方法はクレジットカードのみです。
- イオンマークのあるクレジットカード
- VISA、Master Card、JCBブランドのクレジットカード
- (店舗で申し込む場合のみ)上記に加えてダイナースクラブ、アメックスブランドのクレジットカード
口座振替払いはできず、クレジットカードを持っていないと契約できません。
クレジットカードを持っていないのであれば、口座振替払い対応の他社を検討してみてください。
口座振替払いを利用できる料金が安いサービスは以下の5つあります。
- ahamo
- LINEMO
- ワイモバイル
- UQモバイル
- OCNモバイルONE
ソフトバンクの格安プラン『LINEMO』は口座振替に対応しているのでおすすめですよ。
イオンモバイルで本体を購入するならイオンカードがお得!
イオンモバイルを契約する際にスマホ本体を購入するのであれば、イオンカードの利用がおすすめです。
イオンカードを利用すると、以下3つのメリットが受けられます。
- 端末代金の24ヵ月分割支払いが金利なしになる
- お客様感謝デーに申し込むと店舗受付手数料5%オフ
- イオンモバイルの利用でポイントが貯まる
どれもお得な内容なので、イオンモバイルへの乗り換えを機にイオンカードへの加入は検討しておきたいところです。
端末代金の24ヵ月分割支払いが金利なしになる
イオンモバイルで販売中の端末を購入する場合、支払い方法はクレジットカードのみです。そのため、端末代を分割で支払うとクレジットカード会社側で手数料が発生します。
手数料は本体の値段とカード会社によって違いますが、税込で5,000円以上になるパターンが多いです。
しかし、申し込みの際にイオンカードを利用すると、最大24回までの分割なら手数料を負担する必要がありません。
少しでも乗り換え費用をおさえたいのであれば、イオンカードへ加入したうえでの申し込みがおすすめです。
お客様感謝デーに申し込むと店舗受付手数料5%オフ
イオングループ店舗でお客様感謝デーが開催されている日に店舗でイオンモバイルを申し込み、そのときにイオンカードを利用すると受付手数料が5%割り引かれます。
お客様感謝デーは毎月20日と30日と定期的に開催されていて、イオンカードがあるとお得にお得にイオンモバイルに申し込めるチャンスが広がりますよ。
イオンモバイルの利用でポイントが貯まる
ときめきポイントは、2021年9月11日で廃止となり「WAON POINT」が付与されるようになりました。
イオンカードには、イオンモバイルの料金からポイントを取得できるメリットもあります。
イオンカードをイオンモバイルの料金支払いに利用すると、200円(税込)ごとにWAON POINT1ptが付与されます。
また全国のイオングループ店舗での支払いで利用する際も、同じ還元率でポイントがもらえてお得です。
貯まったポイントは以下の通りに利用できます。
- イオンのサイトで対象商品と交換
- 電子マネーWAONポイントに交換
- イオンのオンラインショップでの買い物
イオングループ店舗は定期的にポイント2~5倍キャンペーンを実施していて、より多くポイントを貯めることも可能です。
ソフトバンクからイオンモバイルへ乗り換え・MNPする方法まとめ
この記事では、ソフトバンクからイオンモバイルへ乗り換える手順を解説しました。
ソフトバンクからイオンモバイルへの乗り換え方法は以下の3ステップです。
- ソフトバンクの窓口でMNP予約番号を発行する
- イオンモバイルの申し込みをする
- 端末の設定をする
イオンモバイルは大手キャリアよりも料金が安いうえに、サポートが充実しているのでおすすめ度が高いです。
公式サイトでSIMカードのみ申し込む場合は、商品到着後に利用開始手続きと端末の設定をすれば乗り換え完了です。
公式サイトでスマホ本体も申し込む場合、オンラインでの手続きが終了した時点で契約事業者が切り替わります。そのため、商品到着まで電話とインターネットが使えないので気をつけましょう。
取扱店舗での申し込みでは当日に契約事業者が切り替わるうえに、設定するときにサポートが受けられるので安心です。
公式サイトで申し込む場合も、設定でわからないことがあれば店舗に行くとサポートしてもらえますよ。